ぼくと同じ意識低い系就活生が「知っておくべき」3つのこと

こんにちは。もけと申します。

2月に入り、今年度もあと2か月ですね。本当に時が過ぎるのは早いです。

そして、就活のシーズンになりますね。かくいう私も、1年前の今ごろはいろいろな不安でいっぱいだったことを思い出します。

 

今日は、私の1年後輩である大学3年生、とくに「意識が低い」方々に、就活を迎えるうえで「もっと早く知っておけば良かったなぁ」と思ったことを伝えたいと思います。

 

でも、安心してくださいね。

そもそも私が意識低いので、良く分からない横文字も使う気もないし、高々1年先輩くらいで偉そうなこと言うつもりもないです。

私が就活を迎えるにあたって有益だった情報だけを伝えようと思います。

「何をやりたいか」ではなく「どう生きたいか」を考えろ

私たち意識低い系の人間は、いざ就活を迎えてからやっと「何をやりたいか」ってことを考えはじめます。

思い当たる節はありませんか?(笑)

私のまわりにも、私を含めてそういう人がいっぱいいました。

でも、よく考えてください。

生まれてから20年以上も見つからなかったやりたいことが、たった数か月で見つかると思いますか?

とくに、私たち「意識低い系」の人間ならなおさらです。

仮に見つかったと思っていても、そんなすぐに見つかるような「やりたいこと」なんて、半年すれば変わってる可能性大じゃないですか?

 

何が言いたいかというと、何になりたいかなんて考えるだけ無駄だということです。

無駄というのは言い過ぎかもしれませんが、それよりももっとすることがあるんです。

私たちが本当に考えなければいけないのは「どう生きたいか」ということです。

 

これだけでは当然分かりにくいので、例をあげて考えてみましょう。

私が言っているのはこういうことです。

  • 今住んでいるところに住み続けたいのか
  • 結婚はしたいのか。するとしたらいつ頃までにしたいのか。
  • 今交際している人はいるか。その人と将来を考えているか

ほかにも給料がどれくらい必要なのかということなど、すこし挙げるだけでもいくらでも出てきます。

 

次は、これらを掘り下げていきましょう。

あなたはどこに住みたいですか?

今住んでるところにずっと住み続けたいのなら、それだけで職業って大分限定されることを知っておくべきです。

もっとも都心に現在住まれている方はその限りではないので、主に地方に住み続けたい方に考えてほしいことです

大手企業の総合職は全国転勤があるのが普通です。女性なら転勤のない一般職も十分選択肢にありますが、男性の場合はもっと選択肢は狭まります。

となると、転勤のない中小企業にするしかありませんね。

そうすると、どうしても福利厚生の面や給料面などでは満足いくものとはなりにくいはずです。

他の選択肢としては、公務員というものがあります。地方なら一番人気がありますね。県の職員なら転勤は基本的に県内ですし、市の職員になれば基本的に同じ市にいられるそうです。(そこまで詳しくないです。)

このように、同じところに住み続けたいというだけで、かなり職種が絞られたことが分かると思います。

結婚はしたいですか?

あなたがもし若いうちに結婚したいのなら、全国転勤が頻繁にあるような仕事は障害になる可能性はかなり高いということをお伝えしておきます。

いつ転勤になるか分からない状態では、遠距離恋愛になることを恐れて積極的になれなかったり、あるいは遠距離恋愛を通じて別れてしまう可能性だって十分高いです。

もっとも、転勤があるから結婚を決める人もいるようなので一概には言えませんね。

結婚してからも単身赴任や、配偶者を含めた問題になりますので大きなファクターだと思います。

給料はいくらほしいですか?

年収一千万が高所得者のボーダーという認識は強いですね。

しかし、例えば都内に住んで子ども2人、奥さんが専業主婦ならお金はぜんぜん足りないと思います。

その一方で、地方で年収一千万で独身であれば、かなり高いレベルの生活を送ることが出来るでしょう。

つまり、単純な給料だけを見て判断することは間違っているんです。あなたがどのような生活を送りたいか、ということにあります。

ほどほどの給料で休みが多く残業が少ない企業が良いのか、あるいは高給で休みが少なく激務な仕事がいいのか、それはあなたがどのような生活を送りたいかによって異なります。

まとめ

これらの例を挙げて私が伝えたいことは、どれがあなたにとって重要なのか? ということです。

あなたの人生において、何に重きを置くのか。何が一番大事なのか。

ここに、すごく有名なことばがあります。

ある大学でこんな授業があった。

「クイズの時間だ」教授はそう言って大きな壺をとり出し、教壇に置いた。

その壺に、彼は一つひとつ石を詰めた。

壺がいっぱいになるまで石を詰めて 彼は学生に聞いた。

「この壺は満杯か?」教室中の学生が「はい」と答えた。

 

「本当に?」といいながら、教授は教壇の下からバケツいっぱいの砂利を取り出した。

そして、砂利を壺の中に流し込み、壺を揺らしながら、石と石の間を砂利で埋めてゆく。

そうしてもう一度聞いた「この壺は満杯か?」学生は答えられない。

ひとりの学生が「多分違うだろう」と答えた。

 

教授は「そうだ!」と笑い、今度は教壇の下から砂の入ったバケツをとり出し、

それを石と砂利の隙間に流し込んだ後 3度目の質問を投げ掛けた。

「この壺はこれでいっぱいになったのか?」

学生は声をそろえて「いいえ」と答えた。

 

教授は水差しをとり出し、壺のふちまでなみなみと水を注いだ。

「僕が何を言いたいか、わかるだろう?」

ひとりの学生が手を上げた。

「どんなにスケジュールが忙しい時でも、最大限の努力をすれば、

 いつも予定を詰め込むことが可能ということです」

 

「それは違う」と教授

「重要なポイントはそこにはないんだよ。

 この例が私たちに示してくれている真実は、

 大きな石を先に入れない限り、

 それが入る余地は、そのあと二度とないということだ」

 

「私たちの人生にとって、大きな石とはなんだろうか?」

「それは仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、

 家族であったり、自分の夢であったり。

 ここで言う大きな石とは君たちにとって一番大切なものだ。

 それを最初に壺の中に入れなさい。

 さもないと君たちは、それを永遠に失うことになる。

 もし君たちが小さな砂利や砂、

 つまり自分にとって重要度の低いものから自分の壺を満たしたならば、

 君たちの人生は重要でない何かで満たされたものになるだろう。

 そして大きな石、つまり自分にとって一番大切なものにさく時間を失い、

 その結果、それ自体を失うだろう」

 

みなさんにはこの話でいうところの自分にとっての大きな石が何かということを認識しておいてほしいんですね。

 

大事なのは想像力です。どのような人生を歩みたいですか?

やりたいことを見つけられたら、1番いいと思います。

でももしそうじゃないなら、せめてどう生きたいかは考えておいたほうがいいです。

 

いざ就職したけど、自分の理想とギャップがありすぎて、結局数年でやめた。

そういう人はいっぱいいます。

もちろん理想通りなんてことはないです。そんなに甘いことはないでしょう。しかし、少なくとも自分の一番大きな石を置けるような会社に就職するべきです。

労働で消耗したくないのなら起業して、インターネットで炎上芸しててもいいと思います。

電通やめて童貞をいじって炎上するのもいいと思います。

ただ、自分が何を最重要視しているかだけは見失わないようにしてください。

合同説明会なんて行かなくてもいいよ

3月になると、一斉に合同説明会がはじまります。

きっと、まわりに流されるように、意識低い系のきみたちも合同説明会に行こうとすると思います。私もまさにそうでした。

でもね、合同説明会なんて別に行かなくても何も問題ないですよ。

 

たしかにいろいろな企業があって、いろいろな業界の話は聞けると思います。

でも、すべて終わった身からするとあんなのなんの意味もなかったと断言できます。

大事なのは先の項で言ったように、「どう生きたいか」を決めて、自分にはどのような業界、職種が選択肢としてあるか、ということを認識しておくことです。

 

それさえ分かっていれば、自分にあった企業の個別の説明会に行く、それだけで就活は十分です。

もちろん、ある程度妥協して数は受けておくことは大事ですよ。行くか行かないかはさておき、精神的な余裕が違いますから。

「合同説明会に行ったら興味のある業界見つかるかな」なんて考えてる人もいるかもしれませんけど、さっきも言ったようにそんな簡単に見つからないです。

それするくらいならおうちに帰って、自分の求めることを紙にでも書いて、それに合う業界や職業をスマホでもパソコンでもで検索してる方がよほどためになると思います。

 

どうしてこういうことを繰り返して言うかというと、私自身がいま後悔しているからです。

4年生も終わりになると、自分が社会人になることに現実味が強く出てきます。恥ずかしながら、私はこの段階になってはじめて将来のことについて考え始めました。

私はいま首都圏に住んでいて、これからも出来れば首都圏に住んでいたいなぁとそう思ったんですね。

実際は、私の内定先では2年目から全国に飛ばされる(希望は結構叶えてくれるそうですが)みたいです。

嘘みたいでほんとかもしれませんが、私はそれを就職活動を終えてからはじめて知りました。 

もちろん内定先が嘘をついていたわけではありませんよ。私が単に興味がなかったんです。

 

思えばそれを聞くチャンスは就職活動中にいくらでもありました。

もし、仮にその話をもっと早い段階で聞いていたら、私はきっと嫌だなぁと思ったことでしょう。そして、おそらく別の企業も受けに行ったのではないでしょうか。

そう考えると、どうしても少しばかり後悔してしまうんですね。

 

友達は大事にしたほうがいい

当たり前だろって思われるかもしれませんが、就活中って友達にいろいろ助けられることが多いです。

就活しているとよく聞く言葉に、自己分析というのがあります。

自分がどういう人間か、どういう価値観をもっていて、どういうことが得意で逆に苦手で…ということを把握しておいてね。って話です。簡単に言うと。

 

でも、自己分析って言葉に騙されないようにしてくださいね。本当に大事なのは、自分がどういう人間に見えているか、どういう価値観を持っているように思われているか、どういうことが得意であるように思われているかってことです。

あなたのことを判断するのは、おそらくその日初対面の面接官です。彼らがいくらプロとはいえ、あなたが真にどのような性質をもった人間であるかを見分けることは出来ません。

だから、大事なのは真にどういう性質なのかということではなく、どのように見られるかということなんですね。

 

そういうときに友達ってすごく便利(言い方悪いですけどw)だと思います。

友達から「お前ってほんと~~だよな」って言われてハッとしたことありませんか?

言われてみると確かに…ってなった経験、みんなあるんじゃないんですか?

 

そういう意味では、自己分析をするときに友達のことばってとても重要な役割を果たします。仲の良い友達にも、そこまででもない友達でも自分の印象を聞いたりすることで、自己分析って簡単にできます。そういう意味で友達は大事です。

 

ほかにも、これは私の経験談ですが、自分が思いもしなかった企業や業界についての情報をくれることも多いです。

ひとりだとどうしても視野は決まってしまいますから、新しい視点という意味でとても助かります。

 

それに、就活期はこの意識が低すぎて地面にめりこみそうになっていた私でさえ、ちょっと精神的にくるときがありました。(ガチでやってた人からは殴られそう)

そういう意味でも、一緒に励ましあえるような友達がいると大分違いますよ。

 

別にそこで死ぬまで働かなきゃいけないわけじゃないよ

 

就職活動は悲しいことかな、今の日本では人生の大事なイベントのひとつに数えらえています。

もちろん、これを機に人生を考えて仕事を探すのはとても良いことです。それがうまくいけば最高ですね。

でも、うまくいかないこともあるでしょう。

正直全員うまくいくなんてありえないので、半分くらいの人はうまくいかないと思います。

 

人生、そんなもんです。たぶん。私20年ちょっとしか生きてないけど、きっとそうだと思います。

 

別に就活がゴールじゃないですよ。

私はブログを始めてから、世の中にはいろいろなお金の稼ぎ方があることを知りました。いろいろな生きてる人がいることも知りました。普通に大企業やめてニートしてる人とか、英語ペラペラ高学歴でコンビニでバイトしてる人とか。

それに、就活失敗してもいくらでもカバーがききます。休学して海外行ってもいいし、そもそも正直普通の企業は1回留年してるくらいじゃそんな気にしないです。

 

だから、そんなに気に病む必要はないですよ。そんな心配する必要ないですよ。

 

あなたを求めてくれる企業はきっとあります。

こんな意識低くてやる気ない人間でも

「君はうちで活躍できる人間だ。ぜひうちに来てほしい」

なんて言ってくれる企業があるんです。

だから、いろいろ考えたけど、私は今のところに就職することに決めました。

 

大学生にとっては人生を考える最大のチャンスなので、無駄にしないでほしい。

そう思ってこの記事を書きました。

みなさんに栄光あることを祈っております。(ただしお祈りメールてめーはだめだ)

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