「セーラー服を脱がさないで」の歌詞がやばい。気持ち悪すぎる。

みなさんはこの曲をご存知でしょうか。

『セーラー服を脱がさないで』

おニャン子クラブが1985年にリリースした曲です。

私も自分が生まれる前の曲ですが知っているくらいなので、かなり知名度は高いと思います。

ただ、おニャン子クラブなる有名アイドルがいたことも、これを秋元康が作曲していることも情報としては知ってましたが、じっくり曲として聴いたことはなかったんです。

そして今回初めてこの曲をしっかりと聴いてみた感想がこちらです。

もけ

なにコレ気持ち悪すぎんか?

まずタイトルからやばい

そもそもね、セーラー服着るのって女子中学生、あるいは女子高校生ですよ。

女子高校生といえば未成年も未成年だし、18歳にもなってない子たちがほとんどなわけです。

と、いうことはですよ…?

そもそも基本的にセーラー服を脱がすこと自体が日本では許されないはずですし、万が一許されるとしたらそれは単なるコスプレの場合しかないわけです。

そもそも、今日の日本ではあんな人こんな人が連日報道されてるわけじゃないですか。

そんな報道の合間に「懐メロ」とかいってゴールデンタイムに堂々とこんな曲が流れていることに、疑問をもたないんでしょうか? 「いやぁ昔の歌だから大丈夫だろ!」って思ってるんでしょうか?

もちろん時代背景が違うのは重々承知です。当時はそういうことにいい意味でも悪い意味でも、おおらかな時代であったのは分かります。

ですが、だからと言って今それを認めていいかどうかはまったくの別問題ですよね?

昔は良かったことも今はダメになったりしてるわけじゃないですか。いろいろな方面で!

もけ

おろ……拙者は関係ないでござるよ…

児童ポルノに関しても昔は平気で写真集とか出てたのに、今や写真やデータ持ってるだけで逮捕されるようになりました。おろ…。

そういう風に日本を変えていっているなかで、相変わらず懐かしい歌とか言ってこの曲をお茶の間でゴールデンで平気に流すのは、メディアがそれに逆行しているとしか思えません。

当たり前だけど歌詞はそれより気持ち悪い

歌詞について語りたいのですが、さすがに歌詞をここに貼るわけにもいかないので、うたまっぷへのリンクを貼っておきます。

この記事では一部を引用させていただきます。一部引用だったら問題ないはずとのことですが、何か問題があったら消すので関係各所の方はご連絡お願いします。

というか私が何か言うまでもなく、このリンク見てもらえるだけで大多数の方の共感得られるのではないかと思っています。

さて、歌詞をご覧になっていただけたと思うんですが。。。

歌詞中にある“週刊誌みたいな〇〇がしたい” “バージンじゃつまらない” とかのワード。

もけ

え、もしかして言わないだけで世の中の女の子たちはこんなこと思ってたのか!? よし、セーラー服脱がしちゃうぞ~~~ぐふふ…!!!

ってなるわけねーだろ!!!

あと今の時代の週刊誌みたいな恋はベッキーだから。不倫したいの?(笑)

冗談はさておき、この曲のコンセプトは男子中学生が期待する「こんな女の子いればいいな~」という、期待というか幻想を全部詰めました!ってものですね。よくばりセットです。

高校生にもなればこんなのありえないって気付けますし、あれ…もしかしてオッサンで真に受けてる人いませんよね?

はっきり言いましょう。

女の子の頭をポンポンしていいのは、適切な関係にあるイケメンだけです。

もけ

うっ…悲しい記憶が脳裏に…

そもそも歌詞書いてるのがオッサンだから仕方ない…ってならねーよ!

こちらの曲の作詞をしているのは、みなさんご存知秋元康大先生でございます。

年収50億くらいあるらしいそんな彼が27歳のときに作詞されたのがこちらの歌でございます。

最初に言っておきます。

この曲の歌詞がキモいとか気持ち悪いで検索されてきた方がほとんどだと思うんですけど、はっきり言って秋元先生をだれも責めることはできないと思うんですよ。

彼はプロとして時代、環境に求められるがまま作詞して、しかもちゃんとヒットを飛ばしたわけです。

時代的にそういうニーズがあった。

だからそのニーズに沿って的確な作詞をできた秋元先生は1ミリも気持ち悪くないと思うんですよ。

ただ一つ思うこととしては、そんな秋元康大先生。彼のビジネスマンとしての才能が群を抜いていることは周知の事実だとおもいます。

でもいくらビジネスとはいえ、こんなクソ恥ずかしい歌詞を本名で恥ずかしげもなく作詞するその姿勢そのものには感服せざるを得ないです。

普通恥ずかしくてあんなの名前出せませんよ。

背景を想像するとより気持ち悪くなっていく

作詞してるのが秋元康。27歳という、いっぱしの男性です。

そして、もちろん彼だけにとどまりません。おニャン子クラブがデビューするまでに、数多くのおっさんたちが関わってきたはずです。今以上の男社会ですし、何十人の人の意図があったことでしょう。

そしてアイドルと呼ばれるかわいい10代の女の子たちにニコニコ笑わせながらこんなひどい歌を歌わせるわけですね。彼らの思惑通りに。

 

これを想像するととても気持ち悪いですよね?

彼女たちはどんな思いで歌ってたんでしょうか。

そして、これが実際にウケてるという現実がありますからね。彼らの思惑は完璧だったわけです。日本の男よ、女子高生が好きな気持ちはわかるけど、少なくともおおっぴらに言うもんじゃないぞ!

 

だからこそ思うんですよ、今のこのご時世にみんなして「懐メロ~」なんて楽しんでる場合じゃないですよ。

この曲が旧時代の負の遺産だということを認識すべきだと思うんですね。私はフェミニストでもなんでもありませんが、日本自体のレベルが低いと言っているようなものです。

 

それにどちらかと言うと懐メロとしてじゃなくて、教科書にでも載せるべきです。日本における女性軽視の象徴ですからね。今の若者たちには反面教師にしてもらいたいところ。

もっとも、若者の中でも私のように考える人は多いみたいです。この記事も結構読んで頂いているみたいで、確実に改善していると言えるでしょうね。

まとめ

この問題に限りませんが、人間って過去を美化する傾向が強いですよね。とくに日本は保守派が多いイメージなので、よりそうなのかもしれません。(違ったらごめんなさい)

でも、さすがに何でもかんでも昔だから許されるというのはダメですよね。悪かったことは悪かったと反省して振り返ることってとても大事なことだと思います。

 

それをやるべきステップに、もう日本は入ってると思うんですよね。政治でもそうですが、自分のことを棚に上げて重箱の隅つついてる人や、出来もしないこと言って当選したらなかったことにする人。いっぱいいます。

ということで、過去から学びましょうって話でした。ご覧いただきありがとうございました。

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